健康で元気な雛たち。
黒岩牧場では採卵鶏も肉鶏も初生雛(ショセイヒナ)から育てます。
初生雛を受け入れる際、先ずは鶏舎の清掃を行います。
圧死などを避け〝のびのびと〟と過ごさせるために
かなり余裕のある広さの育雛箱を用意します。
温度管理はガスブルターで、 35℃~38℃(季節により)に設定します。
床には温かさを保つためにオガクズを
凸凹が無いように平らに丁寧に敷きます。
土とオガクズが湿度管理しています。
生まれたばかりのよちよち歩きの雛にとって段差は危険なのです。
餌箱は雛が同時に食べられるように作り、
水も飲みやすいように設置しております。
保温期間は、
夏場で 7~8 日、冬場で 30 日、春秋で 14 日を
基本目安にあたためています。
雛の羽が羽らしくなるころには自温できるようになります。
雛も 40 日ぐらい経つと止まり木で寝るようになり、
交尾が始まる 100 日前後から群れができ始めます。
群れは雄 1:雌 20 ぐらいで雄がボスです。
当牧場では
幼雛期(ヨウスウキ 生~20 日)、
中雛期(チュウスウキ 20 日~70 日)、
大雛期(ダイスウキ 70 日~120 日)、
卵を産み始める 120 日前後から成鶏として考えております。
雌鶏は初卵以降を出荷の基本としております。
この時期ごろから脂ものってくるからです。
雄鶏は成長も早いため少し早めの若鶏の内に出荷を基本としております。
同様に育てていても自然養鶏では個体差があります。
熟練スタッフが目視で見極めて、
大切に丁寧な育成に努めております。